



雑誌民藝824号(2021年8月号)
特集「ゆかた」
型染めによるゆかたを中心に、その起源や歴史、柳宗悦や芹沢銈介ら民藝運動との関わりなどについて紹介。ゆかた地の染色技法として知られる「長板中形」「注染」について、また芹沢が手掛けたゆかたについても図版とともに見ることができる興味深い内容となっています。
〈特集関連〉
浴衣の歴史とデザイン ―江戸時代を中心に―(清水久美子)
日本民藝館所蔵「椿模様常盤紺型着尺」(濱田淑子)
芹沢銈介のゆかた(奈良綾)
たくみ浴衣について(芹沢銈介)等
また、資料紹介には「『珈琲店 維也納』でのリーチ、柳の音声資料について」が掲載されています。
「維也納(ういんな)」は静岡市葵区にあった人気の喫茶店でした。店主の白沢良氏は芹沢銈介や柳宗悦とも縁が深く、お店にもよく訪れていたそうです。
■2021年8月 日本民藝協会発行
■A5判 / 64ページ