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『白井晟一入門』

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静岡市立芹沢銈介美術館(石水館)を設計した白井晟一(1905-1983)。この度2021年秋から松濤美術館で行われる「白井晟一入門」展の展覧会図録が刊行されました。 多くの写真とともに初期から晩年までの白井建築や活動の全体像にふれる、白井晟一の入門書。 当館館長も石水館について寄稿しています。 ■構成 序章:建築家となるまで:京都高等工芸学校時代や滞欧期など、自己形成期の紹介 第1章:戦前期の建築 ~ 近藤浩一路邸(河村邸)、嶋中山荘(夕顔の家)等 第2章:戦後前期 1950年代~1960年代 ~秋田・群馬での公共建築、戦後個人住宅 第3章:戦後後期 1960年代~1970年代 ~親和銀行本店、ノアビル、サンタ・キアラ館等 終章:1980年代 ~静岡市立芹沢銈介美術館(石水館)、渋谷区立松濤美術館、雲伴居等 ■掲載作品 河村邸(旧近藤浩一路邸)、嶋中山荘(夕陽の家)、渡辺博士邸(試作小住宅)、歓帰荘、秋ノ宮村役場、煥乎堂、松井田町役場、親和銀行本店、親和銀行東京支店、懐霄館(親和銀行電算事務センター)、滴々居、虚白庵、サンタ・キアラ館、ノアビル、石水館(静岡市立芹沢銈介美術館)、渋谷区立松濤美術館、ほか 白井晟一(しらい・せいいち) 明治38(1905)年、京都に生まれた白井晟一は、京都高等工芸学校(現在の京都工芸繊維大学)を卒業後渡独し、ハイデルベルク大学及びベルリン大学において近世ドイツ哲学を学ぶ傍らゴシック建築についても学んだ。昭和8(1933)年、約6年間のドイツ留学を終えた白井は帰国し、哲学や美学の道を選ぶことなく「河村邸」、「近藤邸」、「歓帰荘」の設計を皮切りとして建築家としての道を歩み始める。遺作となる「雲伴居」まで数々の作品を遺し、高村光太郎賞(造型部門)、建築年鑑賞、日本建築学会賞、毎日芸術賞、日本芸術院賞を受賞。 ーー青幻舎HPより ■2021年11月12日発行 B5版 / 244ページ ■編著渋谷区松濤美術館 ■株式会社青幻舎

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