第71回展「絵馬とイコン」のオリジナル8枚入り絵はがきセットです。[封筒入り]
芹沢銈介が収集した世界の工芸品の中から、板に表現された宗教画、「絵馬」と「イコン」(キリスト教の聖画像)を特集。
芹沢の集めた品々のなかで、絵馬は一見地味な存在に思えますが、実は大事な位置を占めているといえます。
若き日の芹沢の本格的な収集は小絵馬からはじまり、戦前には小絵馬研究家としての一面もありました。
芹沢が収集した数百枚の小絵馬は知る人ぞ知る優れたコレクションでしたが、惜しいことに昭和20年の戦災で全て焼失してしまいました。しかし戦後再び収集しなおし、現在約120枚の日本各地の小絵馬が当館に収蔵されています。
また戦後には、メキシコ、フィリピン、ロシア、エチオピアなど各国のイコンも多く集めましたが、これは小絵馬の収集が海外へと拡大していったものと見ることもできます。